スリランカには素晴らしい伝統工芸品が沢山あります。その中の一つがスリランカバティックです。バティックはろうけつ染の布の事ですが、染めたくない部分を蝋(ろう)で防染しながら染める、と言う技法を使っています。沢山の色を使ったバティックは、何度も防染しながら染めるので、とてつもなく時間がかかるそうです。
スリランカバティックの特徴としては、幾何学模様よりも絵画のような作品が多く、黒がとても綺麗な発色をしています。バティック屋さんへ行くと、そこはまるで美術館のよう。スリランカの動植物や自然、お祭りの様子を描いたバティックを見る事が出来ます。
皆さんはプリント生地の裏面を見た事がありますか?普通、裏は色が薄く、裏と表の違いがはっきり分かりますが、バティックは裏と表が分からない位、裏面もしっかり染まっています。又、布にロウがしみ込んでいるからか、バッグなどの雑貨に使うと水をはじきやすく汚れにくいので長持ちします。スリランカでバティック生地を購入して、何か身の周りの物を作ってみるのも良いかも知れませんね。
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