国樹とはその国を象徴・代表する樹木のことを言います。
スリランカの国樹はナーガハです。「ガハ」はシンハラ語で「木」を意味するので和訳すると「ナーの木」というのかも知れません・・。
ナーガハは30メートル位の高さに成長する大きな木で、新芽が赤いので遠くから見ると赤い花が咲いているようにも見えます。花は白く、ポワッとした黄色のおしべが可愛い花です。
ナーガハは次の仏陀となる人がこの木の下で悟りを開くと伝えられており、スリランカでは、とても神聖視されています。ですので公園やお寺、学校など公の場所には植えても良いのですが、庭の木として自宅などに植えてはダメなのだそうです。
ちなみに仏陀が悟りを開いたのは菩提樹(シンハラ語でボーガハ)の木の下でしたね。
写真はスリランカ中部にあるペラデニア大学構内のナーガハです。葉っぱが豊かなどっしりとした姿から、一生懸命勉学に励む学生達を温かく見守っているようにも見えますね。
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